客観情報URL 6336

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石井表記
市場第二部(内国株)
機械
■①プロダクト/②収益構造/③トレンド
①プリント基板製造装置メーカー。液晶メーカー、半導体メーカー向けにインクジェットコーターという装置を製造販売するのが主力で、こちらは受注件数によってブレがある。一方、パチンコ機械向けもあり、こちらは主力ではないし成長もしていないが安定した下支えといったところ。/②プリント配線板メーカーとしては利益率は高い。/③12年にそれまで巨額を突っ込んでいた太陽光ウェハー事業で大失敗(メイドインチャイナの価格攻勢や欧州での税制変更などでのガタ落ちもあり)、撤退のために巨額損失を計上し債務超過となり継続前提の疑義注記がつき、16年に疑義注記解消に至った、という経緯。今期計画EPSを基にしたEV/EBITDA倍率は890円で12.5倍ほどとなる。
■概要
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■四半期ごとの業績推移
→ 適時開示ネット
■株価の推移
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■次回決算発表予定日
2017/6/13
四季報(又は会社発表)予想一株益
73.93
■カタリスト
17.3/22に本決算、そこでJPMテクノロジーファンド(3月末の月報によれば)が買い増し。そこからは横ばい水準にいる。本決算内容は大幅な増収増益計画だが、前年にインクジェットコーターの大型受注を立てつづけに入ったぶんの売上計上が今期なので搬入トラブルなどなければ着地するだろう。同事業は1Qに偏重することが多く、同じような時期(5/23)に受注を発表して同じ「来期計上」としていた16.1期は1Qに計上されている。その時は3台で、今回は16/6/6受注が6台。9月受注が更に6台と控える。上期計画は通期の半分といった数字だが、16.1の1Qが数字として参考になるような着地であれば前年対比はもちろん、上期への進捗率といった見栄えの点で訴求力を伴う可能性はある。また、ここ3年を見る限り、基本的に会社計画はむしろ保守的な傾向でもある。